Hrys Basics / ヤマオカヒロヤス
Born in 1987.09.21.
Osaka,JAPAN
Choosing, Composing, and Constructing : This constitutes the core of creativity that remains uniquely human.
選ぶこと、配置すること、組み合わせること：これが人間特有のものとして残るクリエイティブの中核である。
Statement
hrysbasics は、美術科校在学中より、21年間グラフィックデザイナーとして活動してきた経験から、「選ぶこと」「組み合わせること」「配置すること」の3つの行為に深い関心を持ち続けてきました。しかし、それらが他者の意図や目的によって左右される状況の中で、次第に閉塞感を抱くようになりました。
「もう一度、自分の意志で美を構築したい」という想いが芽生えたことをきっかけに、アーティストとして再出発。
印刷物や既存のグラフィックを素材として扱うのは、長年親しんできたデザインの言語を、今度は自分自身の表現のために使いたいと考えたからです。
AIによって「描くこと」が人間だけのものではなくなった現代において、私はあえて「選ぶこと」に創造性の本質を見出しています。無数の視覚情報が溢れるこの時代において、何を取り出し、どう関係づけ、どのように構成するか。その選択と再構築こそが、私にとって最も人間的な創作行為です。
この世界の中で本来の意味を持った断片が、他の要素と関係することで意味を変え、再びひとつの画面として構成されたもの。それが私の作品です。
退廃感や衝撃性に頼ることなく、静かで確かな美しさ・興味深さを描き出すこと。
見る者の記憶や感覚の奥にそっと触れるような作品を目指しています。
Biography
17歳美術高校在学時より、音楽CDレーベルにてメインデザイナーを務めつつ、日本画家として大阪や東京・銀座の画廊にて展示出展。大学中退後はグラフィック・WEBデザイナーとして大手広告代理店のオフィスにて有名企業のポスターやカタログなどの広告媒体を多数手掛ける。
月曜日に出社し、翌週の火曜日にようやく帰宅できるといった激務にて体調が傾き、こどもの頃からの夢だったクリエイティブな仕事を生業とすることを一時断念。アルバイトを3つ掛け持ちするフリーターとなるが、無理が祟り入院。
両親からの「もう一回だけ、創る仕事してみなさい」という言葉と、学生の頃からの友人の応援を得て、「今度は自分でやってみる」と起業を決意しデザイナー・フォトグラファーとして独立。その後順調に業績を伸ばし、2016年には自身のデザイン会社である株式会社skinfactを設立。
2021年より、クライアント中心の制作でなく、自分自身の表現としての制作を再開するために自らの会社を離れる。
制作したデジタルコラージュ作品は、多数の国際的コンペティションにて賞を獲得する。
2025年には、デジタル領域を超え、物理的な作品制作の制作を始めている。
受賞歴
2023
OneEyeland Photography AWARD 2022 Photographer of the Year Japan:GOLD
IPA2023（国際写真賞2023）Pro fineart/collage部門 佳作
BIFA2023（ブダペスト国際写真賞2023）Pro fineart/collage部門 佳作
TIFA 2023(東京国際写真賞2023）Pro fineart/collage部門 佳作
2022
MIFA 2022（モスクワ国際写真賞2022）Pro fineart/collage部門 銅賞
PX3 2022 (Paris Photo Prize 2022) Pro fineart/collage部門佳作
IPA2022（国際写真賞2022）Pro fineart/collage部門 OFFICIAL SELECTION
BIFA2022（ブダペスト国際写真賞2022）Pro fineart/collage部門 佳作
TIFA 2022(東京国際写真賞2022）Pro fineart/collage部門 銀賞
2021
IPA 2021(国際写真賞2021) Pro fineart/collage部門 佳作
OneEyeland [Best of the Best Photographer Book 2021] / 見開き掲載
TIFA 2021(東京国際写真賞2021）Pro fineart/collage部門 OFFICIAL SELECTION
OneEyeland Photography AWARD 2021 ファイナリスト
Luxembourg Pinacothèque美術館より芸術功労賞を授与
CV
2021
・猫展＠天王寺nanoGallery
2010
・高石市美術協会展＠千代田公民館（大阪・高石市）
・小品展＠ユニグラバス銀座館（東京・銀座）
・A-TO展＠ユニグラバス銀座館（東京・銀座）
2009
・三人展-art meets again-＠ギャラリー＆カフェ亜蛮人（大阪・大阪市）
・個展-finelines-＠ギャラリー＆カフェ亜蛮人（大阪・大阪市）
・三人展-凪-＠ギャラリー＆カフェ亜蛮人ササラサラ展＠nanoギャラリー（大阪・大阪市）
・通天閣アートフェス＠新世界通天閣３F（大阪・大阪市）
・創作展＠御堂筋ギャラリー（大阪・大阪市）
・市民文化祭＠アプラ高石ギャラリーホール
・ファンタジーの住人展＠ギャラリー＆カフェ亜蛮人（大阪・大阪市）
2008
・港南造形高校卒業製作展＠大阪城城見ホール（大阪・大阪市）
・EXHIBITION-artbugs-@海岸通りギャラリーCASO（大阪・大阪市）
・unknown for retina@東心斎橋SOMA(ライブペイント)（大阪・大阪市）
記載履歴
2022
写真雑誌Pasha Style vol.8 作品掲載
2021
kahogo Project 第5段 作品起用